Bさんのお話

こんにちは。私は石越病院のグループホーム◎◎ハイツで生活をしている、
Bと言います。めちゃくちゃ上がっていますが、宜しくお願い致します。

私は昭和63年までY市で自動車整備の会社に勤めていましたが、朝早くか
ら夜遅くまで仕事をしており、ストレスが知らず知らずのうちにたまってしま
いました。そのうち頭が割れるように痛かったり、イライラして夜眠れず車で
方々すっ飛んで歩くようになり、兄からの勧めもあって近くの精神病院を受診、
すぐ入院となりました。



退院してからは、病気が治ったと思い、自己判断で薬を飲まなくなりました。
このため病気がまた悪くなり、人の目が気になるようになって2回程入退院を
繰り返し、そのあげく、会社まで辞めることになってしまいました。それから
は、生活するために必死で新しい仕事を探しましたが、なかなか見つからず、
収入もなく、泣く泣く実家に帰ってきました。

実家に帰ってきてからは、石越病院に兄と一緒に通っていましたが、兄夫婦
や甥夫婦への気兼ねと窮屈さで、肩身の狭い生活が続きました。いつまでも世
話になっていられないと思い仕事を探してみましたが、なかなか見つからず胃
が痛む思いで生活していました。

兄は私の生活する場所を探すため、町の保健婦さんなどとも話をしていまし
た。その兄にグループホームというところがあるから入居してみないか、と言
われ、さっそく院長先生に相談し、ケースワーカーさんの協力をもらい、平成
12年4月にようやく石越病院グループホームに入居することができました。

グループホームに入居はしましたが、当時は、自分以外みんな石越病院を退
院された方ばかりで、外から入る自分は見ず知らずの皆さんとうまく暮らして
いけるかどうか、不安でしょうがありませんでした。このために自分を早く知
ってもらおうと、常に仲間意識を持ち、会話や雑談の中に進んで入るように努
力しました。
若いサポーターさんと気持ちがかみ合うかも心配でしたが、何の何のどうして、
サポーターさんがしっかりしていたので安心して生活することができました。

入居して1ヶ月位はグループホームの生活に慣れないこともあり、他の
入居者の方と2人部屋で生活していましたが、慣れてからは自分の部屋で生活
しています。入居してみると、サポーターさんや他の入居者の皆さんはとても
親切でした。サポーターさんからは「緊張しないでいつもの自分らしさを出し
ていいんだよ」と言われ、また何か困ったことや心配事があったらいつでも話
して下さいとも言われ、予想以上に早くとけ込む事ができました。



ここで少しグループホームでの生活の様子をお話ししたいと思います。グル
ープホームではいくつかの約束事があります。たとえばお昼や日曜・祭日の食
事当番、お風呂の掃除などを、順番を決めて行っています。こうすることによ
って、自分に責任感が生まれ、将来自立した時に役に立つものと考えています。
また色々な行事もあり、入居して1ヶ月も経たない時に、自分の誕生パーティ
ーをしてもらったのがとても嬉しかったです。
 行事の中で一番思い出に残っているのは、一昨年1泊で気仙沼の大島に行っ
た帰りに立ち寄った猊鼻渓の舟下りで、船頭さんと話をしたり歌を歌ったりし
たことでした。今年は10月に福島の水族館に行くことになっています。どの
ような思い出が待っているのか、今から楽しみにしています。

月日が立つのは早く、グループホームに入居してから3年目に入りました。
入居当時は、早く仕事を見つけ独り立ちしたいという思いがあり、入居後3ヶ
月過ぎた頃より職安へ出向き、就職活動を始めました。しかし年齢や病気や資
格がないことなどの理由で、ことごとく断られました。このため取りあえず石
越病院で環境整備の仕事などをもらい、週に5日間位働いていました。その後
も職安へ通い仕事を探していますが、いまだに見つかっていません。これから
も根気よく職安へ通ったり、新聞の折り込みチラシを見たりしながら職探しを
続けて行きたいと考えています。



今年の5月に病院で三つ目のグループホームができたので、それまで生活し
ていた○○ハイツを出て、新しい◎◎ハイツに入居することになりました。
移って1週間位は期待と不安が交差し、落ち着きませんでしたが、地域の人
達に親切にしてもらい、今では月1回、老人会の「生き生き教室」に参加し、
体操やハンドベルや世間話をしたりしています。また盆踊り大会に参加したり、
老人会の花壇の草取り、会合などにも積極的に参加しています。

○○ハイツにいた頃は、地域の人達のと交流は少なかったのですが、◎◎ハ
イツに移ってからは、色々な話が聞けたり地域の人達との輪ができたりし、地
域で生活していることを改めて実感し、我々も地域の一員として認められて来
ている感じがします。

今でも仕事を見つけて独立したい気持ちはありますが、焦らず探していこう
と思います。その一方でより積極的に地域の人達との交流を図りながら、グル
ープホームでの生活を充実させて行きたいと思います。

(2002年9月、登米郡の交流会で、Bさんが自らの体験を語ってくれました。
 内容編集の上、ご本人から掲載許諾を頂いております。)