メンバーが再入院すると言うこと 

  どんなにお互いにがんばっても、時には入院が必要になることがあります。

  最初の入院者が出たときは、ともかくただもう驚きでした。
  変化にほとんど気づかなかったのです。でも、日誌を読み返すと、しばらく前からその人のこと
  が連日のように書いてありました。それだけ目立っているところはあったのです。しかも、服薬を
  自己管理に任せ確認していなかった事も大きな問題でした。それからはメンバーが自主的にお
  互いの服薬を確認するようになりました。また、以前は「大事になるとかわいそうだ」と何か気に
  なる言動があっても私たちに言わなかったメンバーが、このときから「大事にならないために」教
  えるようになりました。
  
  また、調子を崩すメンバーが出るたびに相手の負担を少しでも軽くしようと率先して手伝ったり、
  今まで人任せにしていた人が、俄然リーダーシップを取り始めたりするという変化を見せるよう
  になりました。そして、辛抱強くフォローし合うのです。
  ただ、共倒れにならない程度にしないと自分たちの精神的安定を保てない、と冷静な判
  断を見せています。

  でも、やっぱり再入院が出ることはショックで(当然です!
  
「きちんとお薬を飲んで病院にもかかっているのに、どうして再発するんでしょう?」と言う言葉
  がメンバーからこぼれます。
  あるメンバーは、「おまえも入院だ」と幻聴で聞こえてくるそうです。
  また、「でも、これが私の人生だと思って諦めています。」と言いながら「長年病気とつきあって
  いくうちに、周りの状況に動揺しないことが一番だ、と思うようになりました。だから動揺はしませ
  ん。大丈夫です。」
  というメンバーの言葉には、深いものを感じずにはおれません。
 

 再入院から私たちが学んだこと 

  GHは病院の代用品ではありません
  確かに様々なシステムが整備されていれば、かなりの入院は避けられるでしょう。でも、我が
  国の現状ではまだ無理です。ある程度まではGHで支え合ってがんばることも可能ですが、長
  期間に渡ればみんな疲れて共倒れになる危険の方が強いと思います。それは、私たち以上に
  メンバーの方がよくわかっていることです。

  GHに入居しているから再入院しない、と言う保証は何処にもありません。
  
再入院を敗北とする考え方もありますが、私たちは、病気を持っている限り何かの弾みで再発
  したり増悪したりすることは仕方ない、と捉えています。世の中には努力では解決できないこと
  が沢山あります。でも、努力が無意味とは思いません。何かしら得ることはあるはずです。

  敗北とか、失敗とか、自分はだめだ、とか考えるから、ますます再入院を恐れ、絶望感
  を味わうのでしょう。
  
私たちは、そういった絶望的な気持ちを癒すにはどうしたらいいか、考えていかなければいけま
  せん。自分自身はこの病気をどのように考えているのか?再発したり再入院したりすることをど
  のようにとらえているか?本当の気持ちを出し合い、お互いの認識を整えていくことが大切だと
  思います。
  そうして病気を必要以上に恐れないだけの安心感を築いていくことだ、と思います。
  この病気は特殊なものではなく、誰だってかかる可能性があるもjのなのだから。

  現在入院中のメンバーには、昔と違って帰る家も待っている家族もいるんです!