ネットワークトラブル記録

1997年からNT4.0サーバベースのネットワークを開始しましたが主に運用開始直後に当院で経験したネットワーク
関連のトラブル集です。2005年になり記載内容としては古めかしいものもありますが懐かしいトラブルも多く、恥を覚
悟で記載します。ともかくPCに関しては初心者クラスもさわるため、クライアント側のトラブルも予想しなかったものが
あります。
2005年6月からはサーバ機は新しくなりOSも2003Server、クライアントも基本的にWin2000と近代化?を遂げまし
た。更に配線も専門業者に行ってもらったので以前のような変なトラブルからは解放されています。


新病院編

番号 現象 対策
空白メール サイボウズ運用開始後一部の職員の業務報告に空白メールや改行の乱れたネチケット違反のメールが多発・・・。改行については文章の終わりでリターンを入れずマウスで左端に移動させて作成したと推定しています。空白については原因不明ですが文章を確定しないまま入力し送信したのではないかと考えています。文章の終わりでは必ず改行コードを入れるためにリターンキーを押すように指導してからは読みにくいメールは激減しています。



旧病院編

サーバ・ネットワーク

番号 現象 対策
データが消える 運用開始直後より読み込んで処理を加えたデータがサーバに書き込まれず消滅する事が時々出現。またある端末は設置直後より動作異常が出現しており調査の結果、壁の反対側に古い業務用冷蔵庫がありここからノイズを発生していると推定されました。冷蔵庫を撤去後は書き込みのトラブルは消失しています。【1997年】
UPSがなぜか定期的に作動 イベントログに月曜から土曜にかけて午後の時間帯にUPSの作動が記録され、電圧はひどいと87V台まで低下した記録が残されていました。
調査の結果、サーバの隣の部屋(元々は同一の部屋を後で仕切った)で掃除機が作動すると電圧が低下することが判明したので電源専用線を敷設しました。構内配線の電源容量には注意が必要です。【1998年】
メールが送れない 2000年4月20日に突然Exchangeサーバが動作不能になり、サーバにはサービス不能と表示されました。設置業者と連絡した結果プライベートポストデータが破損したためサービスが不能となったことが判明しました。対策は記録されているデータを順番に消去して作動出来るように指示されましたがデータ部分が殆ど残っておらず、初期状態に戻してExchangeサーバのサービスを再開させています。原因は詳細不明であるがUPS作動との関連も否定できないとのことです。【2000年】
データが消えてしまった ある職員にとっては二度と思い出したくない悪夢の事件。サーバのディレクトリを間違えて外来患者のデータをすべて削除してしまいました。対策は本人の自覚ならびにバックアップをこまめに行い、失ったデータを戻すだけでしょう。【1999年】
端末がログオンできない サーバと直結しているHUBの動作異常が原因。当初このHUBから別のHUBへ行くラインを交換したが改善しませんでした。結局安いHUBからアライドテレシスのHUBに交換していますが、原因となったHUBはネットワークを始めるときに購入した最も古いもので、購入後少なくとも5年以上経過していました。尚、カスケードを行う際に設定を間違えるとクライアントは全く接続できなくなるので注意が必要です。
HUBの障害の場合にはなかなか原因が特定できず悩むことがあるようです。業者さんには以後、高くとも信頼できるメーカーの製品を使用するよう勧められています。【1998年】
端末がログオンできない2 当然サーバに障害が起きると発生します。旧サーバの末期には黒い画面でシステムディスクの挿入を求める表示を出して死んでいました。【2000年】
端末がログオンできない3 NT4.0サーバ導入時の標準ライセンス数は5。端末数に応じて追加購入するが初期設定の際にクライアントの最大接続数変更を忘れるとサーバへのアクセスが拒絶されます。【1997年】
端末がログオンできない4 ある部署からもう1台のPCではログオンできませんと悲痛なメールが送られてきました。ネットワーク上では認識されているので、よく聞いてみたらそのPCは98であり当日はカナロックがされていたためDOS/V機しか扱ったことのないこの職員はパスワードをカナで必死に入力していたようです。尚、この部署ではその後カナ入力は全廃したようです。【1999年】
端末がログオンできない5 同時に2台の病棟PCが接続不能になりました。最初は別の端末のケーブルを接続すると問題ないので接触不良と考えましたが端子を交換しても異常は改善しません。HUBの接続を示すLEDも点灯していますが、よく見ると特定のポートが点灯しておらず一部のポートが不良をきたしていたようです。とりあえず生きているポートから新しいHUBへカスケード接続して全体を再接続し、何とか解決しました。このHUBは現在一番古い廉価タイプのもので寿命と思われます。ただし、前日雷により瞬断があったのでそれも影響しているかもしれません。【1999年】
10 サーバの動作不良1 ディスクの異常が原因。イベントログではディスクI・Oエラーと記録されており、この表示が出たらディスクを交換した方が無難です。当院では導入後原則として24時間動作させていました。【2000年】
11 サーバの動作不良2 約2年くらい経過してから再起動の際にキーボードを認識しないことが起こるようになりました。ドライバの読み込みの障害を疑っており、理由としては上記6のHD障害が深刻になるにつれて発生頻度が増しています。【1999年】

クライアント編

番号 現象 対策
ハードディスク突然死 だいたい同時期に1・2階の病棟の同一機種のハードディスクが突然動作を停止、カタカタ音をたててアクセスランプが常時点灯するようになりました。
おそらくメーカーの製造上の問題と思われ、その後2台程度HD交換した機種があります。【1999年】
マシンの内部が汚い 故障ではないが特に看護室のPC内部はすぐほこりまみれとなります。犯人は看護婦の白衣から出る繊維と断定。IC工場のような防塵服を制服には出来ないので半年に一回は大掃除が必要。むしろ機械部分の多いプリンターの方が被害甚大と思われます。【1998年】
メール送受信が不確実 最初の頃は標準で付属する受信トレイ(Exchange)とMicrosoft Mailを使用していました。解決策として金はかかるがサーバにExchangeサーバをインストール、こちらで一元管理することにしました。ただサーバに障害が起きるとすべて消えてしまうので、定期的なバックアップが必要です。【1998年】
メールが届かないことがある 時々一部のメールが正常に届かないことがありましたが、一部の端末の利用サービスでExchangeとMicrosoft Mailの両方を使わない(忘れていた)ものがありました。【1998年】
バックアップファイルはどこ? 給与会計PCを更新、ソフトを再インストール後バックアップファイルの入ったMOを渡されたが、そこにはショートカットしかありませんでした。バックアップはソフト内部の処理で行うことになっている場合には十分学習してもらうことが必要です。【2000年】
6 アプリケーションデータはどこに保存されるか教育を! 再修理(再フォーマット・インストール)の前にPCの内部を覗いてみたら、結構重要と思われるデータが残っており確認したところアプリケーション固有のデータフォルダにファイルが行くことを担当職員は忘れていました。バックアップをしたという返事には常に疑問を持つことがシステム管理者の常識かもしれません。【1999年】
バージョンアップは要注意 新バージョンのソフトをインストールするのは楽しい作業でしょうが、クライアントPCのHD容量を考えなければなりません。導入当初一般のクライアントPCはXa13でしたが容量は1.2Gしかありません。それに筆自慢や一太郎をインストールすることはマシンにとってかなりつらいところです。大量のデータを保存する部署のPCは早めの対策が必要です。【1999年】
端末変更の時はプリンタ設定も忘れずに 動作異常のため一時他の部署のPCと交換、その際に接続プリンタの設定変更を忘れると意味不明の印字を行い、紙を無駄にしてしまいます。当たり前ですがキャノンのプリンタを使用していた部署にプリンタがエプソン設定のPCを持って行くと悲惨です。【2000年】
印字の指示も程々に 院内掲示物をPDFファイルにして配布、各部署でカラー印刷するよう指示しましたが、とある部署はネットワークプリンタを間違え自宅のプリンタで印字を行ってしまいました。ところが当時プリンタは排紙口が閉じており(PM770C)、中で紙づまりを起こしており、えらい目にあいました。【2000年】
10 ウイルス対策 2001年11月からWORM_BADTRANS.Bが集中的に飛んでくるようになった。いくら怪しいメールは開かないように指示してもうっかり者がいる・・。仕方ないのでウイルバスターの企業版を導入。【2001年】

自作機編

番号 現象 対策
Win98インストール不能 19800円のベアボーンを購入、インストールを開始したが途中でハングアップを繰り返し何とか最終設定のところまで行ってもHIMEM.SYSがありませんと表示され全く動かない。今までこんな現象を経験したことがなく、HDやCPUを交換しても状態は変化なし。まさかと思い稼働しているPCのメモリと交換したとたんインストール成功、原因はメモリの初期不良でした。128Mで9800円の特売品には要注意です。
【1999年】
AGPから画像が出ない 初めて購入した自作機での事件。何とか組み立て電源投入しましたが画面は真っ黒でBIOSの設定すら出来ません。手元にPCI仕様のグラフィックカードがあったので挿入したところ画面が映り、マザーボードの初期不良と判断しその後無事交換されました。【1999年】
Win2000インストール不能 RC2を早速インストールしようとしましたが途中でストップしてしまいます。この機体ではNT4.0環境もありましたが、同じ頃サービスパック5を入れようとしたらシステムが飛んでしまいました。以前から時々アプリケーションインストール時書き込みエラーを出していたのでまさかと思いドライブをDVDに変更したところ今までのトラブルが嘘のようにRC2はインストールされてしまいました。読み取りに問題があるCD−ROMドライブは修理・交換した方がよいと思います。【2000年】
Win2000インストール不能2 マシンのM/Bを変更、再度インストールを開始しましたが途中でシステムエラーを出してインストールが出来ません。そのときPCIスロットにはイーサネットとSCSIカードが挿入されていましたので過去の体験を元にSCSIカードを撤去したところインストールは可能になりました。815チップセットのM/Bとの相性問題ではないかと考えています。尚、今後のことを考えIOのカードからアダプテックのカードに変更しています。【2000年】
Linuxインストール不能 何度行ってもSCSIカードが挿入されていると初期画面でハングアップを繰り返します。このカードはWin2000で当初未対応のため取り外していたもので計2枚ありました。最終的にカードの不良を疑い、別のものと交換したところ問題なくインストールが終了してしまいました。後で気がついたのですがシステムコマンダーのウイザードでも増設ドライブ(SCSI)を認識しておらず、もっと早くにカードの異常に気づくべきでした。ただこのカードはWin98では問題なく認識されています・・・・。【2000年】
音が出なくなる 端末なので廉価版(1980円)のサウンドカードを使用しましたが、しばらくするとカードをOSが認識しなくなり無音になってしまいます。カードの初期異常を考えましたが、差し替えるとしばらくは元通り動きます。しばらく悩みましたが、よく見るとコネクタのエッジがかなり浮いています。PCIのコネクタ部分が緩く、固定すると反対側のコネクタが徐々に浮いてしまうことが原因でした。使用したケースがフリーウェイでしたので早速カードを固定するスタビライザーを利用することにしました。ともかく固いのも困りますが、緩いのも注意が必要です。【2000年】

ルータ編

番号 現象 対策
ルータがどうしても自動発信する 院内端末は殆ど外部と孤立、医局と院長室ならびに自宅PCがTAを通じて外部と接続できる構成になっていました。今回病院内のISDNを通じて接続可能にしましたが、どうしても自宅のTAが作動するとそれを拾って自動接続してしまいます。YAMAHAのサービス担当者に世話になりましたが、基本的には自宅用PCのIPアドレスにフィルタをかけるしかないようです。それではせっかくの公的?電話が使用できなくなるので、煩雑ですが自宅Win98PCによる管理を行って手動接続とし、必要なときのみ自動接続としました。現在は常時接続のためこのような小細工は行っていません。【2000年】