セルフヘルプ・グループ (患者会・回復者クラブ活動)

登米市にははぎの会、栗原市にはめざめの会という町村を越えた当事者の会が組織されています。


はぎの会について

登米保健所が、当時作業所のなかったこの地域で作業と憩いの場を作る目的で始めた会のようです。
この作業所はその後、各町村が立ち上げ始めた作業所への移行をもって、昭和の終わりと共に幕を閉じ
ましたが、当時の名残は、今でも登米保健福祉事務所の和室に、模造紙に書かれた「作業所のうた」
などでみることができます。
その後、「登米郡管内社会復帰者の会」として再スタートし、毎月一回第4木曜日に集まっては、各種行事
や話し合いを行ってきました。町村を越えた集まりと、指導者として依託された如月の個性がうけたのか(?)
参加者は、ひと味違った楽しさを感じていたようです。
しかし、県の方針が、患者会も市町村レベルに返すべきだ、という方向になっていくと共に、「はぎの会」も
解散という運びとなりました。当時の話し合いでは、「県は私たちを見捨てるのか。」「すべて町村単位で
行うのが本当にいいことなのか?」といった声がメンバーからあがり、現場の当事者の想いと行政の方針
とのギャップに、保健師や如月は心を痛めたものです。
結局、平成9年、「はぎの会」は県の手を離れ、卒業式を行い、今では同窓会として、年に4回、自主的な
集まりを行うようになりました。ただひとりのボランティアが如月です。一部には「はぎの会は石越病院が
組織している集まりだ。」という誤解があるようですが、実際は、石越病院以外の医療機関に通院している
方も多く、当事者の自主的な集まりといって良いと思います。
<では、その行事の一端を・・・・当院新人PSWのレポートより>


はぎの会のお花見に参加してきました。
はぎの会は第4木曜日と決まっているのですが、お花見だけは桜の都合に合わせて第3木曜日にしよう、
というメンバーさんの提案が見事に当たり、この日は満開のソメイヨシノが咲き乱れお天気も最高という、
申し分のないお花見日和でした!

この日のメンバーさんは男性5名、女性3名の計8名で、それに如月、新人PSW2名がおじゃましました。
はぎの会の集会場所である合同庁舎内の一室で、お互い自己紹介をしましたが、メンバーさん方が
名前だけでなくいろいろとお話してくださったことをとてもうれしく思いました。
絵がすごくお上手で、ばっけの家のマークをつくられたYさん、絵画も陶芸もされるAさん、お家に帰れば
“パパ”として一家を支えるSさん、お店に12年間も勤めてそこのご主人にいただいたりっぱな腕時計を
見せてくださったHさん、ひまわり作業所でもはぎの会でも元気に自転車でかけつけるKさんなど、
みなさんの素敵な一面を知ることができました。
  
自己紹介も終わり、合同庁舎のすぐ裏にある大東公園に移動し、いよいよお花見スタートです!!
お花見につきものの”だんご”と飲み物をメンバーさん数名が買いに行き、その間、如月考案の“雑誌頭
のせリレー”でおなかをすかせる作戦。苦戦する方もいましたが、全く落とさずに往復できる方がけっこう
いらして、なかなかうまく歩けないでいる私は、内心うらやましかったのでした・・・。
  
お弁当、だんご、飲み物がそろい、いよいよここからがメインイベント♪
花が咲いていようがいまいが、お花見とくればだんごとお弁当をわいわい食べる!なんといってもそこが
大事ですよね。この日は本当に最高!暑くもなく、強風にあおられることもなく、暖かな日差しの下、
心地よい風の中で、おなかいっぱい食べました。ごちそうさまでした〜♪     (文責 YK)               


めざめの会について

栗原地区を中心に活動している「めざめの会」は、結成32年のとても歴史のある当事者の会です。
隔月で発行している手作りの機関誌は150号を越えました。めざめの会会報表紙画像

さて、ふれあいショップです。
この建物、元々は、みんなの憩いの場、集える場を作ろうということで借りた建物でしたが、せっかくの店
構えでもあり、リサイクルショップをはじめよう、という事になりました。当時はまだ作業所のない町村も
多かったので、みんなの心のよりどころを作りたかった、と聞いています。ここでは、郡内の作業所で作ら
れた商品やリサイクル品などを販売していましたが、平成16年3月に惜しまれながら店を閉じました。
<では、かつての様子を・・・・当時の新人PSWのレポートより>

 ふれあいショップ(毎週水・土曜10:00〜15:00開店しています)は、めざめの会が運営している
リサイクルショップで、店内には管内外の作業所で作られた作品や、趣味の会の方々が作ったリサイ
クル作品、古着等が置いてあり、我らが石越病院の2階刺し子クラブの皆さんが作った刺し子や、院長
先生制作の陶器も並んでいました。

 栗原地区には作業所のない町村もあり、おじゃましたこの日は3人のボランティアさんと、それら町村
にお住まいのメンバーさん2人が来ていました。店内はとても家庭的な雰囲気で、なんだか幼い頃通い
つめた近所の駄菓子屋さんを思い出しました。店番はボランティアさんとメンバーさんの交代で行われて
いて、雨にもかかわらずお客さんもちらほら。そしてまた、皆さんとお客さんのやりとりもとても和やかな
感じなのです。時にはここで、お客さんや近所の方とお茶を飲んで過ごすこともあるそうです。

 メンバーさん自身も、「(築館まで通うのは)大変だけど、家にいるよりも、ここに来て皆と話かだりするの
がいいんですよ。」とおっしゃっていました。初めての訪問であった私でも気軽にとけ込めるような感じがした
のは、そんな雰囲気のせいかもしれません。 
 
ここはまさに「ふれあい」ショップなのでした。
ふれあいショップの皆さんおじゃましました!       (文責 YS)